迫 二郎

- 硝子


「必然性と完成度」をテーマに硝子の特性を熟知し、イメージを形にする技術は秀逸。西欧の造形感覚や表現技術の研鑽を積んだ高度な技術が生み出す用の貴族硝子品。硝子の記憶を駆使した造形。

銀窯変硝子ぐい呑

75*68*H42
内側にも銀の窯変を施す事により、実際に酒を注いだ時に模様の変化を楽しめるぐい呑本作の銀窯変は品位の高い艶消しの落ち着いた景色となっています。硝子の最大の特徴は景色が透過する事です。胴の外と内の景色が透過し重ね絵の様になる事で、見る角度を変えて行くと景色の重なりが少しづつ変わり立体的な多重の景色となっています。光にかざすと発光しているかの様な色合いになり、お酒を注ぐと見込みの銀窯変がより一層煌めきます。印象派クロード・モネの「睡蓮」を連想する美しいぐい呑です。

石彩黒硝子ぐい呑

66*66*H43
内側に金箔、外面は石彩を施した沓形のぐい呑みです。最初に角柱状の器を作った後に筒状に変形させていくそうです。硝子は形状の記憶に戻ろうとする性質が有るので張りのある造形に成るそうです。

銀窯変硝子盃 「睡蓮」

110*110*h37
銀窯変に長らく取り組み“魁”を発表し続けてきました。卓越した技術力と創造力、美力を見極める感性が、様々な実験の中で突然表れた印象派の巨匠モネ画伯の大作“睡蓮”を想起する景色を見逃しませんでした。偶然の産物から我が作品とするべく研鑽を重ね、景色の表れをほぼ掌握しました。

銀窯変硝子盃「花心」

86*86*h43

胴に銀窯変の渋い景色見込みに花の花心の景色お酒を注ぐと揺らめく、実に美しい景色です。

大理石文様ぐい呑

76*67*h51
白地の硝子フリットをキャンバスに、金赤系硝子フリット×紫紺色系フリットを着せた大理石文様ぐい呑です。(作り手Instagramより抜粋)
造形の柔らかな繋がりや景色の流れを止めないように、高台部は削りをせず、ポンテ竿(*)跡のみにしています。細部の仕上げに作り手の美意識や拘りが感じ取れます。
作り手は、常に唯一無二の技法を目指し研鑽を積み実現していますが、既存の技術を思うがままに使い新たな景色を生み出す事も楽しんでいます。本作品の色の流れは、口縁、胴、腰、高台、全ての景色に境がなく繋がっており、硝子工芸の美しさを遺憾無く発揮された逸品です。
実に美しい!
*ポンテ竿穴の開いていない棒。吹き竿から竿を付け替え、反対側の制作に移る時に使用。