森岡成好


南蛮焼締めを中心に、粉引などの制作も行っている。辻清明の灰被りの徳利を見たことが、陶芸を始めたきっかけ。男性的で力強く土の見せる深みと野太さが魅力。土を焼き抜いた向こうに生きる自然性がその作品の本質である。石垣島に築窯。個展の際、店主が断り無く価格を上げた事に憤慨し作品を引き上げようとした。作品作りと同じ、気骨のある陶芸家。

南蛮焼茶

138144*H78
夕焼けの赤橙(アカダイダイ)色の鮮やかさと焼き切った土の色合いに一目惚れ。このお茶碗でお茶を点ててみたいと強く思った逸品。