鯉江良二


ダイナミックな作品の印象が強いため、先生にも豪快なイメージを持っていました。とあるギャラリストが買付けに工房へ行くと「気に入ってもらえる物があると良いんだが‥」と言われていたそうです。自身に満ち溢れた作品と異なり、繊細な方だと思いました。林屋晴三さんが「他の作家と価格バランスがとれないので作品価格を上げてほしい」とお話ししたそうですが聞き入れなかったそうです。

大山土ぐい呑

7572H49
工房近くの山から採れた原土を使ったぐい呑。見込みは干上がった水田のようでダダ漏れの酒器ですが、それが分かっていても晩酌に登場させてしまうぐい呑です。

ハイ

5050H18
極小ぐい呑、舐める位しかお酒が注げません。愛くるしい高台を見たくて晩酌に登場する酒盃です。ねじ切られた初めて見る高台、これも高台かーっと衝撃を受け、眼から鱗が落ちました。以来、高台に注目し高台に拘りを持つようになりました。

織部ぐい呑

7877H66
陶芸に興味を持った頃、最初にお世話いただいた作品。

硝子黒ぐい呑

6161H55
初めての硝子酒器。空くなき製作意欲に頭が下がる。