渡辺晃男- 木竹工- 
1953年 千葉県に生まれる1975年 千葉大学木材工芸卒業     本多廣吉氏に師事1883年 佐藤豊樵氏に師事1989年 日本工芸会正会員1992年 第32回 伝統工芸新作展 奨励賞1993年 第33回 伝統工芸新作展 三越賞受1996~2010年 隔年で「響の会」開催(和光ホール)2011年 第51回 東日本伝統工芸展 日本工芸会東日本市部長賞2013年 第53回 東日本伝統工芸展 MOA美術館賞      第14回 伝統工芸木竹展 東京都教育委員会賞2014年 第61回 日本伝統工芸展 東京都知事賞2018年 第65回 日本伝統工芸展 東京都知事賞     グループ展「かたち五華繚乱」(和光ホール)2019年 紫綬褒章受賞現在  公益社団法人 日本工芸会正会員
日本工芸会 渡辺晃男氏頁https://www.nihonkogeikai.or.jp/works/1047/

欅拭漆盛器

四弁花・かぐわし」セイコーハウス銀座6階(2023.2)
会場で作品の前に立った時、焼け焦げたような縁の力強さと拭き漆による木目の美しさに感動すると同時に緊張していました。
作り手にご案内いただき、緊張した理由がわかりました。焼け焦げたような縁は手加工ではなく、雷に打たれて焼け焦げた跡でした。材料を仕入れる際に、仕入れ先から紹介されたそうです。美しくしい年輪の巨木であったと察しられます。
自然の脅威による景色に魅力を感じ、作品として活かす事を考えられたそうです。作り手の展開力、巧みに感じ入りました。