牟田陽日


九谷焼赤絵の名工福島武山先生から「絵が描ける子」と言わしめる画力。描く要素に合わせて要素の下地を隆起させるなどの、表情を造形する。絵・造形一体になる景色をて作陶。

酒器獅子牡丹図」

7677*H63
九谷焼き伝統の絵柄。場面に分けてそれぞれ意味を持つ構成となっている。

酒器「松と月

56*50*H66
胴尻の細かな隆起を岩場とし、厳しい環境に強靭に育つ力強い松です。その向こうに薄霧たなびく間から満月が見えます。情景が何を伝えるかを観る者に思い描かせる画力です。

酒器「日本松」

73*76*H56
初めての牟田作品です。外側と内側の繋がりのある描き方が新鮮でした。動きを感じる白が濃いです。

湯呑「海底の景色」



初期の作品で超写実ではない感性のままに描かれた海底の景色。青の色合いを研究している中で生まれた深く発色の良い景色です。

蓋物「金地黒豹牡丹図」

48*48*H40
牡丹の微細な盛りが小さな蓋物に存在感を感じます。金地に映える黒豹が上方に咲く牡丹を見ているような高低感があり、作品自体物語を想像させる絵の構成になっています。

玉盃 干支「未」

65*65*H57
まるでジブリのような世界観に引き込まれます。牟田陽日独自の手法です。

湯呑フラミンゴ」

78*78*H57
筆数は少ないが十二分に描かれているフラミンゴ、半端ない画力です。単に動物ではない神の崇高な雰囲気を感じさせる存在も牟田イズムの一つと思っています。

irobiyori マグカップ「鯨と島」

75*75*H88
「鯨」を描かれた酒器や茶盌は、手の届かない作品となっていますが、筆運び、雰囲気はそのままの「鯨と島」です。
*ウェルネスハウスSARAI 取扱(能美市)