原 憲司


桃山黄瀬戸を追い、並べても判別できない域まで到達された黄瀬戸の第一人者です。現在でも更なる黄瀬戸を求め日々研鑽を積まれています。個展では志野、織部、井戸、瀬戸黒、唐津など他種の作品を多く出品されています。個展前日まで作陶し初日手持ちするほどギリギリまでより良い作品を追い求められます。個展毎ご縁のあった方には「生まれたてですので長く可愛がってやってくださいね」とお話しされています。使い手が作品と多く向き合う事で愛でてもらいたいと言う思いと作品を育ててもらいたいと言う願いからのようです。作り手が生み出し、使い手が育てて作品は成熟して行きます。
若手の陶芸家には情熱的に厳しいお話しをされています。「今やらないでいつやるの?」「土作りは土を知る事。土を知る事で釉薬や焼成が見えてくる」と!