馬場隆志


彫刻で養った造形力を発揮し、独自の作品を展開しています。窯変蒼は得意とする塗り土による黒備前を更に進化させ、黒の肌の一部が鮮やかなコバルトブルーへと変化した窯変です。 東京芸大彫刻科卒

窯変蒼ぐい呑

71*63*H61
胡麻がたっぷりとかかり煌めきを含んだ艶消しとなっています。この景色は高い焼成技術の証と聞いています。景色の色合いは落ち着いた蒼で窯変により味のある景色となっています。造形全体は、豪快で大胆な削りで、口作りは繊細な作りも併せ持ち丁寧に作られています。作品の一つ一つにしっかり向き合っている証です。

青鬼志野ぐい呑

8080*H69
志野釉を百草土に掛け、備前の登り窯で10日間焼成した鬼志野ぐい呑。長石釉をかなり分厚く掛けている。登り窯の中でしっかりと灰が乗り、電気窯やガス窯では生まれ得ない景色となった。