金保 洋

- 漆芸家


東京都出身の漆作家で、金沢美術工芸大学大学院博士後期課程を修了後、漆の持つ自然性と工芸性をテーマに、色彩と形態を探求する現代的な造形作品を制作しています。2024年には「ロエベ財団クラフトプライズ」のファイナリストに選出され、現在は母校の大学で講師も務めています。
制作テーマと特徴
  • 漆本来の「自然」と、人が手を加えることで生まれる「工芸的な自然」の二重性に着目。
  • 色彩を、単なる視覚的な装飾ではなく、素材の触覚的な表現として捉えている。
  • 漆を幾重にも塗り重ね、研ぎ出すことで、積層された色彩と造形の現れを形象化する作品を制作。
  • 金網や石膏を素材に用いるなど、伝統的な表現に留まらない多様な技法も用いる。
*AI による概要