奥野美果

- 硝子造形


“キルンキャスト” もしくは “電気鋳造ガラス” という技法を駆使して大型の硝子造形まで制作しています。

花器

 85*63*H186
《作り手談》ガラスが熔けた時のトロリとした艶感を出来る限りそのまま残しています。この「トロリ〜」の瞬間をガラスに封じ込めるところが “ミソ” で自分では楽しい部分です!焼成中に電気炉を覗いて、この時というタイミングを見つけて熔けるのを止めます。焼成後周囲に残ったバリの部分は、削って処理しています。素材にするガラスのカケラを石膏の鋳型に詰め、電気炉内で温度を上げるとカケラ同士がくっ付きながら型の隅々まで流れ込みます。“キルンキャスト” もしくは “電気鋳造ガラス” という技法です。他の作品では、型肌の面を磨いている事もあります。