瓷 壺(ジコ)銀座黒田陶苑個展会場(2011.12)
造形の巧みをご教授頂きました。カッターの刃のような鋭利な道具を使い削るそうですが、陶肌に対して刃を立てて削るため、刃が入りすぎると焼成時の収縮差により、物の見事に縦に「パカッ!」と割れるそうです。この造形の “ 壺 ”は、造形に集中力と細心の神経を使うため、展示されていた高さ60cmクラスの作品では、造形中に何度か寝込まれた程の疲労の蓄積があったそうです。
展示会場に入った瞬間に、その神々しい佇まいに思わず「お~~」と感嘆の声が出ていました。暫く視線が外せませんでした。